バージョンアップで更に良くなった、CS-Cart3をインストールしよう!

ECサイトを構築するためのCMS、 CS-Cart のバージョン3が去年の夏にリリースされました。

今回、このCS-Cart3のインストール方法のご紹介をします。

  
この記事は2年以上前に書かれたものです。
情報が古い可能性があります。

INDEX

そもそもECサイトとは?

簡単に言うとインターネットで商品を販売できる通販サイトのことです。

CS-Cartとは?

CS-Cart
CS-Cart はECサイトを構築するソフトウェアです。
CMS (コンテンツマネジメントシステム) ともいいます。
他に有名な CMSとして EC-CUBE といったものが存在します。

EC-CUBEは国産のCMSでCS-Cartはロシア産ですが、日本語版の開発も日々進められています。

どんな環境で動作するのか

以下、公式サイト より。

  • PHP5.2以上
    • safe_mode が無効化されていること
    • file_uploads が有効化されていること
    • mbstring が有効化されていること
    • ftp_connect が利用可能であること
  • MySQL 4.1以上
  • PHP CURL (PaypalやAuthorize.NETといった支払モジュールなどの利用に必要)
  • UNIX (Linux / Redhat / FreeBSD)
  • .htaccess ファイルにおいて DirectoryIndex, Deny, Allow, Options, Order, AddHandler, RewriteEngine, RewriteBase, RewriteCond and RewriteRule を利用可能にする

お使いのサーバーで mod_security が有効な場合、「curl」、「perl」、「file」 などの単語を含むフォームを送信すると「403 Forbidden」や「Not Acceptable」といったエラーメッセージが表示される場合があります。mod_security を無効化するか、これらの単語を使用できるよう設定を変更することをおすすめします。

いろいろ書いてはありますが、今回はWindowsマシンに XAMPP を使ってローカル環境を構築していくことを前提とします。
テンプレートをカスタマイズするためのテスト環境であればWindowsマシンでも可能です。

CS-Cartのダウンロード

今回は フリー版 をダウンロードします。

まずは フリー版 のページで 今すぐダウンロード をクリックします。


カートに追加 をクリックします。


購入手続き をクリックします。


購入手続き をクリックします。
総額:0 円 と表示されているように、フリー版ですので料金は発生しません。


会員登録 をクリックします。
既に登録済の方は会員情報を入力して ログイン をクリックしてください。


会員情報を入力して 続ける をクリックします。


お住まいの都道府県を選択して 続ける をクリックします。


支払・配送方法 に関しては特にありませんので 続ける をクリックします。


購入する をクリックします。


ご注文内容の確認
をクリックします。


ダウンロード をクリックします。


CS-Cartフリー版(V3系) を選択します。


お疲れ様です、ファイルのダウンロードが完了しました。

CS-Cartのインストール

XAMPP のインストールに関しましては割愛させていただきます。
XAMPPをインストールしている前提で進めていきます。

本家の オンラインマニュアル にも インストール手順 について書かれていますので、そちらも参考にされてみてください。

ファイル・フォルダの設置


XAMPPのドキュメントルート htdocs というフォルダの下に cs-cart フォルダを作成し、ダウンロードしたファイルを解凍して置きます。

データベースの作成


ウェブブラウザから http://localhost/phpmyadmin/ にアクセスして データベース のタブを選択してからデータベース cart を作成しておきましょう。

インストール開始


http://localhost/cs-cart/ にアクセスして インストール をクリックします。

ライセンス契約


CS-Cartソフトウェアライセンス契約に同意する にチェックを入れて 次へ をクリックします。

動作環境のチェック


全ての項目が OK になっていることを確認して 次へ をクリックします。

※レンタルサーバにインストールする場合は、以下の点にも気をつけてくださいね。

config.local.php – すべてのユーザーに読み取り/書き込みを許可 (666)
/images (とそのサブディレクトリ) – すべてのユーザーに読み取り/書き込み/実行を許可 (777)
/skins – すべてのユーザーに読み取り/書き込み/実行を許可 (777)
/var (とそのサブディレクトリ) – すべてのユーザーに読み取り/書き込み/実行を許可 (777)

基本設定


サーバーとデータベースの設定を行います。
その内いくつかは自動的に情報を読み取ってくれるので、XAMPPにインストールする場合に入力が必要なのは以下の項目くらいです。

  • MySQLサーバーホスト
  • MySQLデータベース名 (cartの場合はそのままで可能)
  • MySQLユーザー名
  • MySQLパスワード (空の場合はそのままで可能)
  • 管理者Eメールアドレス

以下、オンラインマニュアルサーバーとデータベースの設定 より。

名称 説明
サーバーホスト名 CS-Cartをインストールするウェブサイト名を入力します。※「http://」 は入力しないでください。
サーバーホストディレクトリ CS-Cartをウェブサイトのサブディレクトリにインストールする場合に、サブディレクトリ名を入力します。(ルートディレクトリにインストールする場合は入力不要です。)例)「http://my_shop.com/shop」 にインストールする場合には「/shop」と入力してください。「/shop/」のように最後に「/」は入力しないでください。
SSL通信時のホスト名 SSL通信時のホスト名を入力します。通常は「サーバーホスト名」と同一の値となります。
SSL通信時のホストディレクトリ SSL通信時のサブディレクトリ名を入力します。通常は「サーバーホストディレクトリ」と同一の値となります。
MySQLサーバーホスト お使いのMySQLサーバーのホスト名を入力します。通常は 「localhost」 となります。
MySQLデータベース名 使用するMySQLデータベースの名前を入力します。 ※ セキュリティ向上のため、標準の「cart」以外の名称でデータベースを作成してください。
MySQLユーザー名 使用するMySQLユーザー名を入力します。
MySQLパスワード 使用するMySQLパスワードを入力します。
注文情報の暗号化キー CS-Cartでは注文情報に含まれるクレジットカード情報を暗号化するためBlowfishアルゴリズムを使用しています。このフィールドに入力された値を暗号化アルゴリズムのキーとして使用します。
管理者Eメールアドレス 管理者用Eメールアドレスを入力します。(インストール後に変更可能です。)
追加言語 英語・日本語以外にインストールする言語を指定してください。※ 英語・日本語は必ずインストールされますが、管理画面からオフ(使用しない)に設定できます。(デフォルトでは日本語以外の言語はオフにされています。)※ フリー版では日本語のみ利用可能です。
デモ用データのインストール デモ用の商品、注文、割引情報などをインストールする場合にチェックしてください。

注文情報の暗号化キーについて

注文情報の暗号化キー ですが、注文情報を第3者に盗まれないように暗号化するために使います。長くて予測されにくいものにしておきましょう。
今回はジェネレータを用いて以下のような値を使用しました。値は覚えておく必要はないです。

真似して上の値と同じものを使わないように。そして本番環境で稼働している暗号化キーは公開しないようにしましょう。

DBのインストール


完了メッセージが表示されたら 次へ をクリックします。

外観の設定


フリー版ではスキンの選択はできないので、そのまま 次へ をクリックします。

スキンのインストール


完了メッセージが表示されたら 次へ をクリックします。

ライセンス


後でライセンス番号を登録する を選択して 次へ をクリックします。
通常レンタルサーバなどにインストールを行うと、数日後フリー版でもライセンス番号がメールで届きますが、ローカル環境にインストールした場合は届きません。詳しくは ライセンスキーについて をお読みください。

完了


お疲れ様です。インストールはこれで完了です。
ショップページのURL、管理画面のURL、再インストール用コードを覚えておきましょう。

  • ショップページ:http://localhost/cs-cart/index.php
  • 管理画面:http://localhost/cs-cart/admin.php


管理画面にアクセスするとパスワード変更を求められるので変更します。


ショップ画面はこんな感じ。CS-Cart3になってかなりシンプルになりました。

インストールが終わったら

管理画面にログインして開発モードに切り替えて起きましょう。
逆にショップをオープンする時はライブモードで良いです。

レンタルサーバなどにインストールを行った場合、以下の作業も実施してください。
installディレクトリの名称変更もしくはパスワードによる保護
admin.php の名称変更 (こちら をご確認ください)
config.local.php のパーミッションを 644 に変更

また、修正用パッチ が公開されている場合もございますのでそちらもご確認ください。

http://localhost/cs-cart/admin.php?version でCS-Cartのバージョンも確認できます。

見どころ


CS-Cart3になってレイアウト(ブロック)管理に 960 Grid System が採用されるなど、よりカスタマイズの幅が広がったCS-Cartですが、ブロック管理などに関しても取り上げていきたいと思います:)

  

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