Mac mini 2011年モデルにSSDを増設

Mac mini 2011年モデルを購入してから、7年以上が経ちました。

今更ですが、セカンドディスクとして SSD を増設したので簡単にですが手順を紹介します。

  
この記事は2年以上前に書かれたものです。
情報が古い可能性があります。

Mac mini 2011年モデル

購入した時は、サクサクだった Mac mini 500GB MC815J/A [2300] もさすがに重くなってきました。

以前使っていた、Windows マシンは5年も経たずに起動しなくなった気がしますが、そもそも 8年近くも動作してくれてる なんてありがたいです。
家ではインターネットサーフィンや Lightroom 現像しかしなくなったと言うものの、さすがに辛くなってきました。

ごく稀に立ち上げる Photoshop なんて、起動が遅すぎて席を立って待つレベル。

必要なもの

  • 2.5インチ 内蔵型 SSD
  • SSD 増設キット
  • SATA-USB 変換ケーブル


Mac mini を分解するには特殊な工具 (トルクスドライバー) が必要になるため、SATA フラットケーブルを含む上段ベイ (内部のスペース) に対応した増設キットを購入しました。
SATA (シリアルエーティーエー、サタ) USB 変換ケーブルがあると、分解前に SSD を外付け接続をして、ディスクをクローンできるので安心です。
(変換ケーブルではなく、USB 接続できる HDD&SSD 用ケースのような物でも大丈夫です。 )

ディスクのクローンは Mac を Command + R を押しながら起動して、ディスクユーティリティから複製を行いました。
そうすることで、外付けとして SSD を接続している場合は、Option を押しながら Mac を起動することにより、SSD から起動することができます。

分解や SSD の増設にはそれなりの手間がかかるので、自信がない方は、外付けの SSD を購入することをおすすめします。

Samsung SSD 500GB 860EVO 2.5インチ内蔵型

Mac mini ディスクマウント上段ベイ用 SSD HDD 増設ケーブル補助キット

SATA-USB 3.0 変換ケーブル 2.5インチ SSD/HDD用

分解


ケーブル等を外して分解の準備。
手順の詳細に関しては以下の記事を一番参考にしました。

(HDD 取り外しまでの手順でなら分解工房の記事もわかりやすかったです)。

Mac miniにセカンドドライブを乗せてSSDとHDDの両方を内蔵させる(分解・取付編)


Mac mini を裏返して、カバーを外します。
滑らないように、滑りにくい場所で作業を行うか、または滑り止めマットを敷くと Good です。


かなり埃をかぶっていましたが、一眼レフカメラ用のブロワーで埃を吹き飛ばしつつ、作業しました。


トルクスドライバーと増設キットに付属しているヘラを使用して、冷却ファンを取り外します。


ファン左にある、風導カバーを取り外します。


Wi-Fi のアンテナカバーを取り外します。
アンテナのコネクタが左上に繋がっているので注意が必要です。ヘラを使って取り外します。

Wi-Fi のアンテナカバーのネジが固くて外れず、諦めそうだったのですが、こういう滑り止めマットをハサミでカットし、ドライバーに巻きつけるとできました。


ロジックボードに接続されている、SATA フラットケーブルと赤外線のコネクタをヘラを使って取り外します。
ロジックボードに挿さっているネジを一本外して、ロジックボードを少し手前にずらします。

電源ユニットのコネクタがまだ繋がっているため注意が必要です。


ここまでくると、下段の HDD は取り外すことができます。
単純に HDD → SSD の交換でしたら、ここまでの手順で交換できるんでしょうね…。

今回は増設なので、まだまだ続きます。


ロジックボートの取り外しましで完了しました!
この後、電源ユニットも取り外します。

組み立て


増設キットに付属している、固定用の防振ゴム・ネジ・SATA フラットケーブルを SSD に取り付け上段ベイに取り付けます。


電源ユニットを取り付けます。


下段ベイに HDD を取り付けます。


ロジックボートを取り付けます。
電源ユニット・HDD と SSD の SATA フラットケーブル・赤外線など各コネクタの接続を忘れないようにしましょう。
特に HDD の SATA フラットケーブルは外れやすく、起動した時に認識しないなんてことが起きるので要注意です。


風導カバーを取り付けます。


冷却ファンと Wi-Fi アンテナカバーを取り付けます。
電源ユニット用のケーブルが邪魔で、上手くアンテナカバーのネジが取り付けられなかったため、この辺は何度か調整しました。

冷却ファンがちゃんと動いているか、一度この状態で起動して確認しました!

起動確認

何度か調整しているうちに、HDD が認識されないなんてこともありましたが、コネクタが外れていたので、ヘラで再度調整したところ無事認識しました。

バックアップは外付けの HDD を使用しているのですが、RAID 構成ではないので、今まで Mac mini 内の HDD と外付け HDD に写真データなどを保存していて、内蔵 HDD が圧迫してそろそろ限界でした。

現在は HDD はフォーマットして写真データのみを保存し、外付け HDD にもバックアップ。
SSD には必要な作業ファイルを置いて RAW 現像をしていますが、だいぶ快適になりました。

とはいえ、内蔵 HDD もそろそろ寿命がきそうなので、交換が必要かもしれません。

TRIM の有効化もしてみましたが、自己責任でお願いします。

手先が不器用な自分にできるか不安でしたが、詳細手順を写真付きで紹介してくれている記事に大変感謝です。

参考

  

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